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コスミオはわたしの空間
2005-09-20 | 東芝イズム  |

前回に引き続き、コスミオのオーディオ部分の開発担当者である青梅事業所の岩田さんへのインタビューをお送りしましょう! 今回はコスミオに搭載しているharman/kardonスピーカについて聞きました。


稲田:今回はharman/kardonステレオスピーカの回です。

岩田:harman/kardonのスピーカを最初に採用したのは2001年のDynaBook Gシリーズからですが、開発に際して、アメリカからハーマン氏がわざわざ来日して音を聴かせてくれたんです。そのときの音が凄かったんですね。小さなサイズなのに、とても良い音がしていた。国産メーカーのスピーカーと聴き比べてみても、やはり全然違うな、と。うまく言えないのですが、他のオーディオメーカーよりもharman/kardonは澄んだ音がするように感じました。


これが、コスミオの中に入っています!
これが、コスミオの中に入っています!

稲田:スペックでは言い表せない「感覚的な良さ」ということでしょうか?

岩田:音質というのはスペックで表せるものではないんですね。PCの機能ってカタログスペックを比べれば優劣がすぐに分かるし、雑誌の比較記事なんかを見ると、数値が大きい方が目立ちますよね。それがPCの文化なんですが、それに対して、AV機器の文化というのは数字では表しにくい感覚の世界です。コスミオというのは、そのような感覚の部分にもこだわって作ったPCで、harman/kardonを使っているのもそのひとつです。


稲田:実際にharman/kardonを搭載するにあたって、苦労したところは?

岩田:やはりノートPCの小さなボディに収めるのが難しかったですね。スピーカというのは、大きければ大きいほど良い音を出しやすいんです。それに対して、2001年の頃は「ノートPCは小さいほど高性能」という文化がありました。そのせめぎ合いの中で、Harman international社は「小さくても良い音を」という大きな課題に、我々東芝と一緒に真剣に取り組んでくれましたね。時間もかなりかかってしまって、最初のスピーカの開発には3~4ヶ月もかかりました。PCの世界で3~4ヶ月というのは、異例なほどの長期間です。もちろん、その後もずっと両社一丸となってノウハウを蓄積していったので、今ではずっと開発効率は上がっていますが。

harman/kardonスピーカ
harman/kardonスピーカ


稲田:コスミオにとってサウンドは、画質とならんで一番大切にしてきたことですもんね。

岩田:筐体設計のときにまずスペースを確保したのは、何を隠そうこのスピーカなんですよ。そう「最優先席」です。他の電子回路基板やパーツよりも、スピーカの方が優先順位が高かったんですね。それくらい、スピーカはコスミオにとって重要なものなんです。


稲田:コスミオらしい裏話ですよね。ところで、Harman international社から何か設計上のリクエストはありました?

岩田:「スピーカを収める容積を左右で均一にしてほしい」という要望がありました。容積を均一にしないと、左右で音質が違ってきてしまうんです。そういう点にもこだわって作ったので、コスミオを聴くときはぜひ真正面に座って、左右のスピーカのステレオ効果を感じながらお聴きください。自分の部屋の、コスミオの前という「特等席」に座って、じっくり音を味わっていただきたいですね。


稲田:「コスミオ」いうネーミングには、「宇宙」を意味する「コスモ」と、イタリア語で「私」を意味する「ミオ」とを組み合わせた言葉で、「私の空間(=宇宙)という思いを込めました。その言葉通り、「コスミオはわたしの空間!」と思って、サウンドを味わってただければうれしいです。

岩田さんありがとうございました。

2005-09-20 | カテゴリー: 東芝イズム  |
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